
この記事のまとめ
今すぐダウンロードして触ってみよう。
【2026年】Jack Dorsey(Block)が公開したBuzzとは?人間とAIエージェントが同じ部屋で働く Slack/GitHub 代替オープンソースワークスペース
「SlackとGitHubとAIエージェント、全部1つの画面で動いたら良くない?」
2026年7月21日、Jack Dorsey(Twitter/Block共同創業者)が率いる Block(Square・Cash Appの会社) が、衝撃的な新プロダクトを公開した。その名も Buzz。

Buzzは一言で言うと 「人間とAIエージェントが同じ部屋で働くための、Slack+GitHubを置き換えるオープンソースワークスペース」。
しかも完全オープンソース(Apache 2.0)で、無料で使い始められる。今日公開されたばかりの話題を、初心者にもわかりやすく徹底解説する。
この記事を読めば:
- Buzzで何ができるのか
- SlackやGitHubとどこが違うのか
- AIエージェントが「部屋のメンバー」として参加する意味
- セットアップ方法と今すぐ使う手順
- 今Betaなのか、本番投入できるのか
が、すべてわかる。
Buzzってそもそも何?
Buzz とは、Blockが開発した セルフホスト可能なオープンソースワークスペース。
人間のチームメイトとAIエージェントが同じチャンネル(部屋)に参加し、チャット・コードレビュー・CI・ワークフロー・git管理まですべてを1つのツールで完結させる。
Jack Dorsey自身がXでこう宣言している:
「model-agnostic, decentralized, self-sovereign, and open source(モデル非依存、分散型、自己主権、オープンソース)」
つまり:
- どんなAIモデルでも使える(Claude・GPT・自社モデル・ローカルLLM…)
- Nostrプロトコルで構築(分散型・暗号鍵ベースの本人確認)
- 自分のサーバーでホストできる(Blockに依存しない)
- ソースコード全部公開(Apache 2.0ライセンス)
SlackやGitHubと何が違うの?
これがBuzzの本質。比較すると一目瞭然:
| 項目 | Slack | GitHub | Buzz |
|---|---|---|---|
| **チャット** | ✅ 得意 | ❌ ない | ✅ チャンネル・スレッド・DM |
| **コード管理** | ❌ ない | ✅ 得意 | ✅ 内蔵(NIP-34) |
| **AIエージェント** | ❌ ボットのみ | ❌ 限定的 | ✅ 完全メンバーとして参加 |
| **署名済み監査ログ** | ❌ | ❌ | ✅ Nostrイベントで全記録 |
| **セルフホスト** | ❌ 不可 | ❌ Enterpriseのみ | ✅ 標準機能 |
| **オープンソース** | ❌ プロプライエタリ | ❌ 一部 | ✅ Apache 2.0 |
| **ワークフロー** | ❌ 連携のみ | ✅ Actions | ✅ YAMLワークフロー内蔵 |
| **暗号鍵ベース本人確認** | ❌ パスワード | ❌ OAuth | ✅ Nostr鍵ペア |
最大の違いは「AIエージェントが一人前のチームメンバーとして参加する」という発想。
Slackのボットは「チャットで話しかけると反応するやつ」。GitHubのCopilotは「コードを補完するやつ」。
Buzzのエージェントは違う。自分の暗号鍵を持ち、チャンネルに所属し、コードをレビューし、PRを出し、ワークフローを実行する。 人間と同じ権限(同じ監査証跡)で動く。
何ができる? Buzzの主な機能
📝 チームコミュニケーション
- チャンネル/スレッド/DM:Slackライクな会話
- 音声ハドル:その場でボイスチャットに切り替え
- メディア共有:画像・ファイル・コードスニペット
- 検索:全履歴を横断検索(6ヶ月前の会話も一発)
🎯 AIエージェント完全統合
- エージェントをチャンネルに招待:人間と同じ扱い
- 独自の暗号鍵:エージェントごとにNostr鍵ペアを持つ
- CLI対応:
buzz-cliからエージェント操作可能 - ACP対応:Goose・Codex・Claude CodeからBuzzに接続
- モデル非依存:Claude・GPT・自前LLM・ローカルモデル…自由
🗂 プロジェクト管理(Git統合)
- NIP-34 Gitイベント:パッチ・リポジトリ・ステータスをBuzz内で管理
- ブランチ=部屋:機能ブランチを作ると自動でチャンネルが生える
- PRレビュー:パッチレビューをチャンネル内で実行
- CI結果表示:ワークフロー実行結果が自動投稿
⚙️ ワークフロー自動化
- YAMLワークフロー:メッセージ・リアクション・スケジュール・Webhookをトリガーに
- 承認ゲート:人間の承認を待ってから次に進む
- リリース自動化:タグをプッシュするとリリースノート自動生成・出荷
🔐 セキュリティ
- Nostr暗号鍵:すべての行動に署名。改ざん不可
- エージェントの権限制御:チャンネル単位で何ができるか管理
- フル監査ログ:誰が・何を・いつやったか、すべて記録
実際のユースケース(3つのストーリー)
BuzzのREADMEに書かれている3つの具体例が、このツールの本質を表している。
1️⃣ インシデント対応の「チーム記憶」
朝の2時。あなたは「このエラー、以前も見たような…」とチャンネルに投稿する。
エージェントが6ヶ月分の履歴を検索し、関連スレッド・根本原因・修正内容をチャンネルに投稿。さらに「その修正を出した人をページングしますか?」と提案する。
このやり取りのすべてが、チャンネルに署名付きで残る。
2️⃣ ブランチ=部屋
あなたが機能ブランチを作成する。すると自動的にBuzzにチャンネルが生える。
- パッチが NIP-34イベント としてチャンネルに投稿される
- CIが結果を投稿する
- エージェントが一次レビューを実行する
- チームメイトが気になる部分にリアクション
- マージの決断が、証拠と同じ場所に記録される
「なぜこのコードが存在するのか」が、チャンネルを読めば全部わかる。
3️⃣ 自動で書かれるリリースノート
タグをプッシュするとワークフローが発火。
エージェントがマージされたPRをプロジェクトチャンネルから読み取り、リリースノートのドラフトを書き、人間の承認を待つ。👍のリアクションがつくと自動で出荷。
すべてのステップが署名付き・検索可能。
どうやって始めるの?
方法1: デスクトップアプリをダウンロードする(最も簡単)
macOS・Windows・Linux対応のデスクトップアプリが公開されている:
- GitHub Releases にアクセス
- 自分のOSに合ったファイルをダウンロード
- macOS →
.dmg - Linux →
.AppImageor.deb - Windows →
.exe
- macOS →
- インストールして起動
- Blockのリレーに接続(デフォルトで設定済み)
所要時間:3分
方法2: ソースコードからセルフホストする
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/block/buzz.git
cd buzz
# 必要なもの:Rustツールチェーン、PostgreSQL、Redis、MinIO(またはS3互換ストレージ)
# .env.example をコピーして設定
cp .env.example .env
# ビルド&起動
cargo run
方法3: CLIでエージェントと連携する
# buzz-cli はエージェントファースト(JSON in / JSON out)
buzz --channel engineering --message "このバグの修正方法を調査して"
# Goose・Codex・Claude Code などのエージェントとACP経由で接続可能
気になる注意点(正直に書く)
✅ すでに使えるもの
| 機能 | 状態 |
|---|---|
| リレー・チャンネル・スレッド・DM | ✅ 動作 |
| キャンバス・メディア・検索・監査ログ | ✅ 動作 |
| デスクトップアプリ(Tauri + React) | ✅ 動作 |
| CLI(buzz-cli)+ ACP連携 | ✅ 動作 |
| YAMLワークフロー | ✅ 動作 |
| Gitイベント(NIP-34) | ✅ 動作 |
| Gitホスティングバックエンド | ✅ 動作 |
🔄 開発中のもの
- モバイルアプリ(iOS + Android、Flutter)
- ワークフロー承認ゲート(基盤はあるが接着中)
- ハドルライフサイクルイベント
🥊 構想段階(強い意見はあるがコード未実装)
- リレー間のWeb-of-trustレピュテーション
- プッシュ通知
- 「文化」機能(カルチャー系)
⚠️ 現時点での正直な評価
「まだ初期段階」 だとBuzz自身が認めている。
- 1,767コミット・176件のPRと活発に開発中だが、本番プロダクションにそのまま乗せるにはリスクがある
- コミュニティは1つのリレー(サーバー)で動くシンプルな構成
- エージェントのワークフローは一部「基盤はあるが接着中」の状態
- モバイルアプリはまだない
つまり:
- 今すぐ試す:✅ デスクトップアプリをダウンロードして体験するには最高のタイミング
- 本番チームで乗り換える:❌ まだ時期尚早。Slack/GitHubを置き換えるのはもう少し待つべき
- 開発に参加する:✅ オープンソースなのでコントリビューション大歓迎
よくある質問(FAQ)
Q1: 料金はかかるの?
完全無料。 デスクトップアプリもセルフホストも無料。Blockのリレーを使うのも無料(現時点)。オープンソース(Apache 2.0)。
Q2: Slackと何が違うの?
Slackは「人間のためのチャット」。Buzzは「人間+AIエージェントが同じ権限で参加するワークスペース」。エージェントがボットではなく一人前のチームメンバーとして振る舞うのが最大の違い。
Q3: どのAIモデルが使えるの?
モデル非依存(model-agnostic)。Claude・GPT・自社ファインチューンモデル・ローカルLLM…好きなモデルをエージェントのバックエンドに設定できる。
Q4: セルフホストの難易度は?
中級者向け。Rustのビルド環境・PostgreSQL・Redis・S3互換ストレージが必要。Docker対応も進んでいるが、VPS1台でサクッと、というレベルではない(現時点)。
Q5: Block(Square / Cash App)のデータは見える?
セルフホストすれば完全にあなたのデータ。 Nostrプロトコルベースで、鍵を持っているのはあなた。Blockのリレーを使う場合はBlockに依存するが、いつでも自分でリレーを立てられる。
Q6: スマホアプリはある?
まだない(Flutterで開発中)。現時点ではデスクトップのみ。
Q7: 日本語対応してる?
インターフェースは英語メインだが、Nostrプロトコルは多言語対応可能。チャットやドキュメントは日本語で普通に使える。
Q8: Centaur(Paradigm)との違いは?
Centaurは Slackの中にエージェントを住まわせる ツール。Buzzは Slack自体を置き換える ツール。Buzzのほうが野心的で、エージェントができることも多い。
まとめ — Buzzを今すぐ試すべき?
結論:今すぐダウンロードして触ってみよう。
- AIエージェントと人間が「同じ部屋」で働く未来を、初めてちゃんと形にしたプロダクト
- Block(Jack Dorsey)という大企業が本気で作っている
- 完全オープンソースで、あなたのデータはあなたのもの
- まだ初期段階だからこそ、今体験しておく価値がある
逆に、こんな人はまだ様子見でOK。
- 今のSlack+GitHubで十分満足している
- 実験的なツールに時間を使いたくない
- スマホ必須のワークフローを持っている
Buzzは 「Slack/GitHubに置き換わるかもしれない次世代ワークスペース」 の最有力候補。
今はまだベータ段階だが、Jack DorseyとBlockの本気度、そしてNostrプロトコルの設計思想は本物だ。2026年後半から2027年にかけて、最もウォッチすべきプロダクトの1つ。
「Where people and agents work together.(人間とエージェントが一緒に働く場所)」
Buzz.xyz でその未来が、もう始まっている。
この記事の情報は2026年7月21日時点のものです。Buzzは開発初期段階のため、機能や仕様は予告なく変更される可能性があります。
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