
この記事のまとめ
「あのスタートアップ、本当に月にそんなに稼いでるの?」
【2026年】トラストエムアールアール(TrustMRR)完全ガイド!スタートアップの「嘘のない売上」がわかる検証済み収益データベースの使い方
「あのスタートアップ、本当に月にそんなに稼いでるの?」
SaaS業界で起業を考えている人なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるはず。X(Twitter)でよく見かける「月$10K達成しました」というスクリーンショットが、実は偽装だったとしたら?
2025年10月、ある投稿がきっかけで「偽のMRRスクリーンショット問題」がSaaS業界で大炎上。Pieter Levels(レベんズ)氏も反応し、Marc Lou(マーク・ルー)という一人のインディーハッカーがたった1日で立ち上げたのが TrustMRR(トラストエムアールアール) です。
本記事では、この「検証済みスタートアップ収益データベース」の使い方・できること・始め方を、初心者向けに徹底解説します。
この記事を読めば:
- TrustMRRが何をするサイトか
- スタートアップの本当の売上をどう確認するか
- 自分のスタートアップを売りに出す方法
- 買い手として優良案件を見つけるコツ
- APIやMCPサーバーなどの高度な使い方
が、すべてわかります。
TrustMRR ってどんなサイト?
TrustMRR とは、スタートアップの実際の月間経常収益(MRR)を、StripeやLemonSqueezyといった決済代行業者のAPIを通じて検証し、一覧できるプラットフォームです。
通常の「Open Startup」は自己申告の数字が多く、信用性に欠ける面がありました。TrustMRRは違います。接続された決済アカウントから自動取得した売上データだけを表示するため、嘘がつけません。

なぜ生まれたのか
2025年10月、James Potter氏が「SaaSのMRRスクリーンショットのほとんどは偽物」とXでポスト。これが拡散され、Pieter Levels氏も「本当の問題だ」と反応。話題を見たMarc Lou氏が、その日のうちにTrustMRRのプロトタイプを構築し、公開しました。
48時間で月$13,883のMRRを達成するという驚異的なローンチを記録。現在では月間18万の訪問者が市場調査・買収検討に利用する、SaaS業界の「信用インフラ」 に成長しています。
料金体系(完全無料!)
TrustMRRの基本機能はすべて無料です。
| 機能 | 料金 |
|---|---|
| スタートアップの検索・閲覧 | 無料 |
| 自分のスタートアップを登録 | 無料 |
| 売上データの検証(Stripe連携) | 無料 |
| Verifiedバッジの表示 | 無料 |
| 売却時のエスクロー手数料 + 成約手数料3% | 売却時のみ |
| APIアクセス | 無料 |
| MCPサーバー | 無料 |
つまり、市場調査やスタートアップ探しに使うぶんには、アカウント登録だけで全部タダです。売却が成立したときだけ、業界最低水準の3%手数料がかかる仕組み。
TrustMRRの主な機能
1️⃣ 検証済み収益データの閲覧(誰でも無料)
トップページの検索バーに「SaaS over $10K/mo」などと入力するだけで、実際の決済連携データに基づく 売上・成長率・評価額が表示されます。
- 月次経常収益(MRR):直近30日の正確な数字
- 成長率:前月比でどのくらい伸びているか
- 評価額:MRR × マルチプルで算出
- 決済プロバイダ:Stripe / LemonSqueezy / RevenueCat など、どのAPIで検証したかが表示
2️⃣ スタートアップの売買マーケットプレイス
月間18万の訪問者が閲覧するマーケットプレイスで、買い手も売り手も無料で参加可能。
検索フィルター例:
- カテゴリ:SaaS / AI / Fintech / Marketing / E-commerce...
- 最小収益:$1K/mo / $10K/mo / $50K/mo...
- テックスタック:Next.js / Rails / Django / Python...
- マーケティングチャネル:SEO / X / Ads...
買い手側のメリットは**「数字が嘘じゃない」という安心感**。売り手側は検証済みの売上データをそのまま提示できるので、交渉がスムーズに進みます。
3️⃣ スタートアップの登録・出品(売り手向け)
自分のスタートアップを売りに出したい場合:
- アカウント作成:メールアドレスまたはGitHubでサインアップ
- 決済プロバイダを接続:Stripe / LemonSqueezy / Polar / RevenueCat / Superwall / Creem から選択
- 読み取り専用APIキーを発行:TrustMRRは残高の操作は一切できません
- 自動検証完了:売上データがTrustMRRに反映され、「Verified」バッジが付く
- 売却価格を設定:あなたの希望価格を設定して出品完了
売り手の匿名性も確保可能。Anonymous startupオプションを使えば、売上がついたスタートアップとして実績を示しつつ、詳細は買い手候補にのみ開示できます。
4️⃣ ダッシュボード
出品したスタートアップの管理は専用ダッシュボードから可能:
- 閲覧数・問い合わせ数の確認
- オファーの管理
- 収益データの自動更新(1時間ごと)
- 売買交渉の進捗管理
5️⃣ API / MCPサーバー(開発者向け)
開発者にはさらに強力なツールが用意されています:
- REST API:TrustMRRの全データをプログラムから取得可能
- MCPサーバー:Claude Code・Cursor・CodexなどのAIエージェントから直接TrustMRRのデータを検索
- llms.txt:LLMがサイト構造を理解するためのファイルも公開
これにより、「今月$5K以上の収益があるAI系SaaSを5件リストアップして」といったクエリを、AI経由で即座に実行できます。
6️⃣ ユニークな機能いろいろ
TrustMRRには他にも面白い機能が豊富です:
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Revenue per LOC | コード1行あたりの収益を計算 |
| Domain Rating | スタートアップのドメイン評価 |
| Olympics | 収益成長率のランキング |
| Top 100 Startups | 全カテゴリのトップ100 |
| Open Revenue | 検証済み収益の公開データ |
| Co-founder Match | 共同創業者探し |
| Feed | 新着スタートアップのリアルタイムフィード |
| Compare Marketplaces | 競合マーケットプレイスとの比較(Marketplace・Acquire.com・MicroAcquire) |
実際の使い方(初心者向け3ステップ)
ステップ1:サイトにアクセスして検索
- trustmrr.com にアクセス
- トップページの検索バーに「AI over $5K/mo」などと入力
- 該当するスタートアップの一覧が表示される
ステップ2:気になるスタートアップをクリック
各カードには以下の情報がコンパクトに表示:
- スタートアップ名・カテゴリ
- 検証済み月間収益(Revenue)
- 希望売却価格(Price)
- マルチプル(Price ÷ Revenue)
マルチプルは買収の割安感を測る重要な指標。 一般的に 2x〜5x が健全なレンジと言われています。
ステップ3:詳細を確認して問い合わせ
詳細ページではさらに深い情報が確認可能:
- 過去の収益推移グラフ
- 使用テクノロジースタック
- 主要なマーケティングチャネル
- ユーザー数・解約率などの追加データ
気に入ったら、サイト上の問い合わせフォームから売り手に連絡できます。
TrustMRRが優れている理由(メリット)
✅ 100%検証済みデータ
最大の強みはこれに尽きます。Stripe APIを通じて自動取得されるため、数字の改ざんが物理的に不可能。業界で最も信頼できる収益データベースです。
✅ 完全無料で使い放題
市場調査・競合分析・買収検討に、一切の課金不要。競合のMicroAcquireやAcquire.comは売り手に月額料金がかかるケースが多いですが、TrustMRRは無料。
✅ 180Kの月間アクティブバイヤー
月間18万人の訪問者は、あなたのスタートアップを売りたいときに大きなアドバンテージ。一般的なスタートアップM&A仲介よりはるかに多くの目に触れます。
✅ 手数料が業界最安級
売却成立時の手数料はわずか3%。競合は5%〜15%が一般的なので、大きな差です。
✅ MCPサーバー対応
Claude CodeやCursorなどのAIエージェントから直接データを検索できるMCPサーバーを標準提供。「月$10K以上のAI系SaaSを探して」 とAIに頼むだけで一覧が出てきます。
注意点(デメリット・リスク)
⚠️ 検証できるのは収益データだけ
TrustMRRが検証するのは「決済プロバイダを通った売上」のみ。利益・解約率・ユーザー満足度・トラフィック品質・オーナーシップ などの重要な要素は検証されていません。買収を検討する場合は、必ず追加のデューデリジェンス(実地調査)を行いましょう。
⚠️ スタートアップの母数はまだ成長途中
2026年7月時点で1,000件以上のスタートアップが掲載されていますが、MicroAcquireやAcquire.comと比べるとまだ件数は少ないカテゴリもあります。ただし、急成長中なので今後さらに充実すると予想されます。
⚠️ 英語が基本
現時点では英語UIのみ。ただし直感的なデザインなので、英語が苦手でも操作には困らないでしょう。
こんな人におすすめ
| 目的 | おすすめ度 |
|---|---|
| SaaSスタートアップの買収を検討している | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 自分のスタートアップを売却したい | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 競合分析・市場調査をしたい | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| インディーハッカーの収益をリサーチしたい | ⭐⭐⭐⭐ |
| AIエージェントにデータ分析させたい | ⭐⭐⭐⭐ |
よくある質問(FAQ)
Q1: アカウント登録は必要?
基本の閲覧は不要ですが、お気に入り保存や問い合わせには無料アカウントが必要です。
Q2: 自分のスタートアップの売上は誰に見られる?
自分で「公開する」設定にした場合のみ表示されます。匿名出品も可能。
Q3: 対応している決済プロバイダは?
Stripe / LemonSqueezy / Polar / RevenueCat / Superwall / Creem。順次追加予定。
Q4: 売買のエスクローは?
TrustMRRがエスクローを提供しています。売却成立時のみ手数料が発生。
Q5: 嘘の売上を載せられる?
不可能です。 決済プロバイダの読み取り専用APIキーを通して自動取得するため、手動での改ざんはできません。ただし、複数の決済プロバイダを使っている場合、すべて連携しないと一部の売上しか反映されない可能性はあります。
Q6: APIの制限は?
REST APIは無料で利用可能。レート制限はありますが、通常の使用では問題になりません。
Q7: MicroAcquireと何が違う?
MicroAcquireもスタートアップM&Aマーケットプレイスですが、TrustMRRは収益データの検証が最大の差別化ポイント。MicroAcquireは売り手の提出書類ベースですが、TrustMRRはAPIベースで自動検証します。また、TrustMRRは基本無料、MicroAcquireは売り手に月額料金がかかるプランがあります。
Q8: 日本語対応は?
現時点では英語のみ。ただし翻訳ツールを使えば問題なく操作できます。
まとめ:TrustMRRはSaaS業界の「信用インフラ」
偽のMRRスクリーンショット問題から生まれたTrustMRRは、たった1年足らずで 180K MAUを超えるSaaS業界の定番ツール に成長しました。
このサイトの価値は3つ:
- 「検証済み」という信用 — 嘘のつけない収益データベース
- 完全無料 — 市場調査・買収検討にコストゼロ
- 売買マーケットプレイス — 成約手数料3%の業界最安値
スタートアップの買収を考えている人、自分のプロダクトを売りに出したい人、あるいは単に「SaaS業界の本当の数字を知りたい」という人にとって、TrustMRRは間違いなくブックマークすべきサイトです。
まずは無料でアカウントを作って、検証済みのスタートアップデータをのぞいてみてください。きっと、SaaS業界の「本当の姿」が見えてくるはずです。
合わせて読みたい
この記事をシェアする
関連記事

2026年6月12日
【2026年】Squarespace vs WordPress 徹底比較!初心者向けサイト制作プラットフォームの選び方

2026年6月18日
【2026年】Okara Influencer Agent完全ガイド!AIがインフルエンサーマーケティングを自動化する最強ツール

2026年6月30日
【2026年】Typefully完全ガイド!無料で始めるX・LinkedIn・Threads投稿スケジュール管理

2026年7月7日
【2026年】Gumroad完全ガイド — 日本からデジタルコンテンツを販売して稼ぐ方法

2026年7月7日
【2026年】noteの海外版5選を徹底比較!KaryaKarsa・Ghost・Ko-fi・Medium・Substackの選び方

2026年7月15日
【2026年】オリジンキット(Originkit)使い方完全ガイド!無料アニメーションコンポーネント50選をAIで導入