
この記事のまとめ
「DeepSeek-R1 みたいな巨大AIを、自分のPCで動かしたい」
【2026年】KTransformers完全ガイド!24GB VRAMでDeepSeek-R1が動くCPU-GPU連携フレームワークを初心者向けに解説
「DeepSeek-R1 みたいな巨大AIを、自分のPCで動かしたい」 「でも GPU のメモリ(VRAM)が足りなくて諦めてた…」
そんなあなたに、2026年いま注目の技術があります。KTransformers(ケートランスフォーマーズ) です。
これを使うと、たった 24GB の VRAM で DeepSeek-R1 クラスの巨大モデルを動かせる ようになります。通常なら数百GBのメモリが必要なモデルが、一般向けのハイエンドPCで動くようになるのです。
この記事では、初心者の方にもわかるように KTransformers の仕組みと、始めるために必要なものを全部解説します。
この記事でわかること
- KTransformers とは何か(仕組み)
- なぜ「低スペックPCで巨大AI」が動くのか
- 必要なハードウェア(CPU・GPU・メモリ)
- インストールと動かし方の概要
- おすすめの構成(関連商品は末尾にリンク)
KTransformers とは?
KTransformers は、清華大学 MADSys Lab などが開発する、CPU と GPU を連携させて LLM(大規模言語モデル)の推論を高速化するオープンソースのフレームワーク です。
簡単に言うと、「AIの計算を、GPU と CPU のそれぞれ得意な場所に振り分ける」 技術です。
なぜすごいのか
巨大な MoE(混合専門家)モデルは、パラメータの一部だけを毎回使います。KTransformers は:
- よく使うエキスパート(ホット) → GPU のメモリに配置
- あまり使わないエキスパート(コールド) → CPU のメモリ(RAM)に配置
この「賢い振り分け」によって、GPU の VRAM を節約しつつ、巨大モデルを動かせる ようになります。
実績(公式ベンチマーク)
- 24GB VRAM で DeepSeek-R1 / V3 を動作(通常は数百GB必要)
- 最大 3〜28倍の速度向上
- 2026年は DeepSeek-V4-Flash、GLM-5.2、MiniMax-M3 などを「Day0(発表当日)」からサポート
必要なハードウェア
KTransformers を動かすために最低限必要なものを整理します。
| パーツ | 推奨スペック | 役割 |
|---|---|---|
| CPU | Intel(AMX対応)または AMD | コールドエキスパートの計算・メモリ管理 |
| GPU | VRAM 24GB以上(RTX 4090等) | ホットエキスパートの高速計算 |
| メモリ(RAM) | 128GB以上推奨 | 巨大モデルの重みを保持 |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB以上 | モデルファイルの読み込み |
ポイント: GPU の VRAM さえ十分なら、RAM は多いほど大きなモデルが動きます。ミニPC 等の省スペース構成でも、工夫次第で動作します。
インストールの概要
公式の Quick Start は非常にシンプルです。
cd kt-kernel
pip install .
その後、対応モデル(DeepSeek-V3/R1、Kimi-K2、GLM-5 等)の量子化済み重みを準備し、設定ファイルで「どのエキスパートを GPU に、どれを CPU に」配置するかを指定するだけです。
詳細な手順は公式ドキュメント(kvcache-ai.github.io/ktransformers)を参照してください。
おすすめの構成(関連ハードウェア)
KTransformers を動かすには、上記のハードウェアが必要です。予算と用途に合わせて選びましょう。
構成パターン1:省スペース・エントリー(ミニPC + eGPU)
ミニPC に外付け GPU を OCuLink で繋ぐ構成。場所を取らず、必要に応じて GPU を増強できます。
構成パターン2:本格派(24GB VRAM を目指す)
DeepSeek-R1 級を快適に動かすなら、24GB VRAM(RTX 4090 等) が理想です。予算が許せば一番の近道。
筆者環境(i9-14900F + RTX 4070 Super)でも小〜中規模 MoE は動作確認済み。24GB VRAM がなくても、RAM 側で多くをカバーする設計です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 無料で使える?
はい、KTransformers はオープンソース(無料)です。自分のPCで自由に動かせます。
Q2. Mac でも動く?
CPU バックエンド(AVX2等)には対応していますが、GPU としての最適化は NVIDIA(CUDA)や Intel/AMD 向けが中心です。Mac(Apple Silicon)での動作は制限される場合があります。
Q3. VRAM が 8GB でも動かせる?
小さなモデルなら可能ですが、DeepSeek-R1 級を動かすには 24GB 以上の VRAM が現実的です。RAM 側で多くをカバーする設計ですが、ある程度の GPU は必要です。
Q4. ファインチューニングもできる?
はい、LLaMA-Factory と連携して SFT(教師ありファイル調整)が可能です。4×RTX 4090 で DeepSeek-V3 のファインチューニング実績があります。
Q5. 難しい?
Python と pip が使えれば、基本は pip install だけです。モデルの準備や設定は少し学習が必要ですが、公式チュートリアルが充実しています。
まとめ
KTransformers は、CPU-GPU 連携で「24GB VRAM で巨大AI」を実現する革新的なフレームワーク です。
- 清華大学等が開発するオープンソース
- ホット/コールド エキスパートの賢い振り分けで低VRAM化
- DeepSeek-R1 級が 24GB VRAM で動く(最大28倍高速)
- 必要なのは「24GB VRAM GPU + 大容量 RAM」
ローカルAI を本気でやりたい方には、2026年いま最もチェックすべきツールの一つです。まずはご自身のPCスペックを確認するところから始めてみてください。
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